お別れの会とは何か?お別れの会の基本・概要を解説します。

この記事では、「お別れの会」に関してなんとなく知ってはいるが、具体的にどういったものなのかはよくわからない、という疑問に対しての解説をしています。葬儀との違いや、開催する時期や場所・費用・開催方法など、お別れの会の基本や概要について知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
目次
お別れの会とは?その定義と葬儀との違い
ニュースなどでもよく目にする「お別れの会」。特に著名人が亡くなった後にファンの方のために開催されるお別れの会などが注目されることが増えています。
そもそもこのお別れの会とは、どのような会なのか、詳しく解説していきます。
まず、お別れの会は一般のお葬式と同じく故人を追悼するセレモニーですが、ご遺体があり、火葬する前の儀式が「お葬式・葬儀」で、ご遺体を火葬した後、日を改めて行うのが「お別れの会」というのが一般的な定義になっています。
四十九日法要や一回忌などの法要もまた後日行われる儀式ですが、宗教儀式であり、様式が決まっている法要に対して、宗教色が薄く、自由なスタイルで行われるのがお別れの会の特徴です。
明確な定義や様式が決まっておらず、個人的な理由や社会的な重要性など、様々な目的でお別れの会は開催されます。
お別れの会を行う目的は様々ですが、代表的なものとしては、
・芸能人などの著名人が亡くなった際、芸能事務所等がファンや関係者などに対してお別れの場を用意する。
・会社の代表者(社長・会長・創業者など)が亡くなった際、会社への功績を称えると同時に次期の体制や遺志の継承を内外に表明する
・学校の恩師や習い事の先生などを偲ぶため、生徒や門下生が主催して偲ぶ場を設ける
・社員や仕事仲間、友人が有志で仲間と一緒に故人を偲ぶ会を開催する
・葬儀を家族だけで行ったため、一般の方、関係者が参列する会を別途用意する
などがあげられます。
「偲ぶ会」「社葬」とは違う?お別れの会の呼び方について
「お別れの会」という名称だけでなく、「偲ぶ会」もしくは、「社葬」という言葉も聞いたことがあるかと思います。どういった使い分けをしているのでしょうか。
会社の社長などを追悼するセレモニーは一般的には「社葬」となりますが、会の名称を「〇〇〇〇お別れの会」とすることも多くなっています。
明確な定義の違いはなく、「社葬」という名称より、故人に寄り添って柔らかな印象がある、などイメージやニュアンスで決定していることが多いです。
また「偲ぶ会」は、より個人的な会、小規模な会に使われるケースが多いですが、これも決まりがあるわけでなく、大きな会でも「偲ぶ会」という呼称が使われる場合もあります。
お別れの会の名称について、どのようなものがよいのか、などを考察した記事も書きましたので、こちらも参考にしてみてください。
いつ行われるもの?適切な開催時期について
お別れの会は、葬儀・火葬が終わった後に行われるもので、時期に明確な決まりはありませんが、火葬後、2~3か月の間に行われるケースが一番多いです。
近年はコロナの影響による延期などもあり、1年以上経ってお別れの会を行うことも増えてきました。
1か月以内に行うことも可能ですが、招待状の作成と出欠返信の締め切りのことを考えるとある程度余裕を持ったスケジュールで行うことが望ましいです。
どこで行われるのか?お別れの会の開催場所について
葬儀はご遺体を伴うため、できる場所は葬儀場か自宅などに限られますが、お別れの会は人が集まることができ、貸し切り可能な場所であればだいたいどこでも行えます。
一番多いのはホテルでのお別れの会ですが、価格重視の会議室や、社内のスペース、レストランや集会場などでも開催ができます。
大型のお別れの会であれば、寺院で行うこともできます。なお、東京都にはお別れの会や社葬を行うための公営斎場「青山葬儀所」があります。(※リニューアルのため、休館中)
目的や人数、イメージなどでベストな場所探しをしていくのがよいでしょう。
エンディングマスターでは、過去の実施してきた経験をもとに最適なお別れの会会場をまとめていますので、こちらもぜひご覧ください。
どれくらいの費用がかかるのか?費用相場と費用を下げる方法
お別れの会を開催するためには具体的にはどのくらいの費用を想定しておけばよいでしょうか?
規模によって大きく異なり、小規模の身内の会であれば30万円以下のものもあり、大規模なものでは2,000万円以上かかるものも存在します。
人数によって、かかる費用は大きく変わりますが、それだけでなく、開催形式による違いで、法人主催でフォーマルに行う社葬か、個人・有志主催のカジュアルな偲ぶ会かによってかなりの変動があります。
社葬形式の場合、開催場所であるホテルのグレードを重視する方も多く、また花祭壇や当日のおもてなし、故人やその会社・団体の実績を展示するパネルなどに力を入れることもあり、必要費用が上がる可能性があります。個人の偲ぶ会では、会場費用が高額になるホテルの宴会場ではなく、比較的低額な会議室やイベントホールなどを活用したり、自作の思い出パネルを制作するなどで、コストのかからない開催方法を選ぶケースが多いです。具体的なケースとしては一概には言えませんが、一般的な相場としては、
・社葬形式で参列者200人の場合、300万円から400万円程度(一人あたり1.5万円~2万円)
・個人の偲ぶ会で参列者200人の場合、150万円~200万円程度(一人あたり7500円~1万円)
程度を見ておけばよいかと思います。
上記はあくまで参考値であり、花祭壇の大きさ、食事や返礼品の有無、展示物の有無などで変動しますので、実際に検討をしている方は、下記のプランを参考にするか、実際に問合せをしてみることをお勧めします。
【PR】日比谷花壇のお別れの会の費用例
実質負担額の軽減方法に関して
お別れの会は上記のようにそれなりに費用がかかるものではありますが、総額を自己負担しないで開催する方法や、金額を減らすための工夫などが可能です。
供花を募り、お別れの会費用に充当をする
関係者の方々に「供花」を募り、頂いたお金をお別れの会の費用に充てることで、実質の負担額を下げることができます。通知状に供花のご案内を入れることで関係の深い方だけでなく、都合が悪く当日参加できない方がお気持ちを表すために供花を依頼することがあります。
自社の会議室を利用し、施設利用料を減らす
お別れの会において、最も費用が高くなると言ってもよいのが、お別れの会会場の利用料となります。ホテルの宴会場で行うことの多いお別れの会ですが、宗教儀式のないセレモニーであり、実際は、場所の制限はそこまでありません。自社の会議室・保有施設などお金がかからない場所や、安価なイベントホール、公共施設などを利用すると、かなり費用を減額することが可能です。
お別れの会を行うためにはどうすればよい?依頼方法について
お別れの会のイメージはできたが、どうすれば実現ができるのか、ということを説明します。
お別れの会を主催する際、業者を利用せずご自身で手配することは不可能ではありません。
ただし、身内のみで行う場合を除けば、失敗しないことが一番重要かと思いますので、お別れの会プロデューサーや業者の利用はほぼ必須かと思います。
お別れの会を依頼する先は大きくわけると、
・お別れの会プロデュース会社
・葬儀社
・ホテル
・広告代理店
となり、それぞれに特徴やメリット、デメリットはありますが、まずは1社だけでなく、複数社の見積もりを取ることをお勧めします。場所に関しても、希望の日時に利用できるとは限らないため、複数の候補を検討する必要があるでしょう。また、見積もりだけでは測れないサービス品質や提案力などを考慮すると、特に大型のお別れの会の場合は、複数社によるプレゼンテーション、コンペを行うこともお勧めします。
まとめ
以上がお別れの会の概要になりますが、お別れの会の開催を具体的に検討している方は、より詳しくお別れの会について知っておいたほうがよいかと思います。このエンディングマスターの他のページを参考にしていただく他、専門のプロデューサーに具体的に相談してみてください。
お別れの会マニュアルへ戻る