お別れの会の弔辞を任された!マナー違反にならないように服装や作法に気をつけよう
目次
お別れの会に弔辞者になった際のマナーを知る

お別れの会で、会社や友人代表として弔辞を任される、ということは多くの人にとって初めてのことかもしれません。
この記事ではお別れの会の弔辞を読む際の準備やマナーについて、初めての方向けに書いています。ぜひ参考にしてみてください。
お別れの会の弔辞を読む際の服装は?
お別れの会の案内状には、「平服にてお越しください」などと記載されているケースが多いですが、弔辞を読む方は特に会社の社葬・お別れの会の場合は主賓として招待されていることが多いため、できるだけフォーマルな服装を心がけるのがよいかと思います。ただし、葬儀と違い、喪服である必要はないこと、個人のお別れの会など主催者がカジュアルな会を希望されている場合は平服でもよい場合があります。お別れの会の様子がわからないようであれば、できるだけフォーマルなスタイルでいくのが無難ですね。
弔辞の用紙や封筒のマナーについて
弔辞の用紙は、奉書紙や巻紙を使うのが一般的です。奉書紙というのは和紙の一種で、一般的な用紙よりも厚手でしっかり作られています。巻紙は書簡用の紙のことで、半紙を横に継ぎ合わせたものです。近年はパソコンの文書を印刷する用紙などを使うケースもありますが、格式が重視されるお別れの会で弔辞を読む場合には、奉書紙や巻紙を使ったほうが無難です。
弔辞は封筒の入れ方にもマナーがあります。三つ折りにするのが一般的で、文頭が右上にくるようにして、下から3分の1、上から3分の1ほど折って重ねたものを封筒に入れます。三つ折りで封筒に入らない場合は、四つ折りにしても問題ありません。四つ折りの場合は、まず下から上に向けて半分に折り、次に上から半分に折って四つ折りにしてください。
弔辞を入れる封筒は、白い和封筒を使うのがマナーです。白い和封筒に弔辞を入れた後に、封筒の表の面に「弔辞」と筆ペンで記載しておきます。弔辞を読み上げる時に使う封筒は、封をする必要はありません。便箋に弔辞を書いた場合には、一重の封筒に入れなければなりません。二重の封筒は「不幸が重なる」という意味を持つため、使うのはマナー違反です。
弔辞を読む時の作法
弔辞を読む時の作法は、まず司会者から指名されたら立ち上がって遺族に一礼します。その後祭壇の前まで進んだら、祭壇に向かって一礼してください。用意しておいた弔辞を左手に持ち右手で開いたら、中の用紙を取り出して左手に添えて右手で開きます。上包みは一旦たたんで弔辞の下に持ち、右手で弔辞を取り出しましょう。取り出した弔辞は、目の高さまで掲げてから読み上げるようにしてください。巻紙の場合は、読みながら徐々に右手で巻いていきます。弔辞を読み終えたら用紙を包み直して、霊前と遺族に一礼します。読み終わった弔辞は祭壇に置いて、一礼してから席に戻ってください。
弔辞は、落ち着いてゆっくり読むことが大切です。あまり早口で読んでしまうと、他の参列者が聞き取りづらくなりますし、故人に思いが伝わりません。故人に語りかけるように、心を込めてゆっくりと読み上げるようにしましょう。本を音読する時のような淡々とした読み方ではなく、会話をする時のような抑揚のつけ方で読むと、気持ちが伝わりやすくなります。低い声を意識することも大切です。お別れの会は厳かな会なので、甲高い声は場の雰囲気を乱してしまいます。緊張して早口になったり、声が高くなったりしないように、事前に何度も練習して慣れておくとよいでしょう。
言葉選びも重要なポイントになります。お別れの会ということで、弔辞の文章を考える時に堅苦しい言葉を選びがちになりますが、基本的には普段話すような言葉で問題ありません。故人に語りかける時も普段の呼び名や、「あなた」などの二人称で呼ぶほうが自然です。あまり堅くなりすぎず、自分の思いを素直に表現するほうが、故人にも他の参列者にも気持ちが伝わります。
あまり長くなりすぎないようにするのも、弔辞を読む時のポイントです。故人と親しい間柄だと、伝えたい思いがたくさん出てきて、文章が長くなってしまうかもしれません。しかし、お別れの会は自分だけのものではありません。他の参列者もいますし、お別れの会の進行もあるので、一人あたり3分程度が目安です。長くても5分以内には収まるようにしましょう。
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