お別れの会における献花マナー・作法について

お別れの会の多くは、無宗教形式で、焼香ではなく、祭壇に向けて献花をするスタイルを取っています。献花はすべての参列者が行いますので、主催者やスタッフだけでなく、参列する方全員が献花について理解しておいたほうがよいでしょう。
ここでは、献花の流れと所作のマナーについて解説していきます。

献花の流れ

献花をするタイミングは、お別れの会全体の進行によって異なりますが、弔辞・ご挨拶の後に始まる場合か、入場とともに献花をする場合が多いです。どちらの場合であっても、献花の作法、マナーに違いはありません。

献花の基本的な流れは、下記のようになっています。

献花の作法とマナー

お辞儀の基本マナー

お別れの会は、故人を偲ぶ厳粛な会であるため、普段よりも深めに、お辞儀は敬礼の角度が推奨されます。
祭壇の前で献花を行う場合さらに深く最敬礼のお辞儀を行います。

お辞儀の基本マナーは以下です。

敬礼と最敬礼(男性の場合)
敬礼と最敬礼(女性の場合)

・自身の動作を一度停めて、背筋を伸ばし、ゆっくりと頭を下げる
→敬礼は、30度。最敬礼は45度を意識しましょう。

・お辞儀の際の手の位置に気を付ける
男性は体の横に手を自然に沿わせて真っすぐに、女性は手を前に合わせます。

手の合わせ方

手の合わせ方は右手の上に左手をのせるのが基本とされます。右手は刀など武器を持つ利き手であるという考えからきています。 強い右手を左手で覆い「私はあなたを攻撃しません」という安心感を与えるメッセージをあらわしています。

献花の作法

献花の持ち方

花の部分が右側に来るように両手で持ちます。
右の手は下から支えるように、左の手は上から茎をつかむように持つのが丁寧な所作になります。

献花の持ち方。右手が下で、左手が上。

献花の仕方

祭壇に一礼したのち、根元が祭壇のほうに向くように時計回りに花を回転させます。
左手も花の下から支えるように、両手でそっと献花台に置きます。

献花の茎が祭壇を向くように捧げます

会場からの入退室のマナー

祭壇のあるお部屋は神聖な空間になります。出入りの際には一礼をするのがマナーになります。

まとめ

お別れの会は故人を偲ぶ厳粛な場ではありますが、主催者は故人の思い出を振り返ってもらい、時に楽しく語ってほしいという思いを持たれていることが多いです。マナーや礼儀作法についてあまり厳格になりすぎる必要はありませんが、マナーに関して事前に知っておくことで当日に戸惑うことがなく、落ち着いた気持ちで、故人と向き合い、思いを馳せることができればよいかと思います。



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