お別れの会の開催方法-ご家族が亡くなった場合

両親や配偶者など、関係の近い家族が亡くなった場合、現代において多くの場合は、家族・親族中心の「家族葬」を行い、友人や仕事の関係者を呼ぶことは少なくなりました。
しかし、若くして亡くなってしまった方、幅広い交友関係をお持ちの方など、状況によっては、友人・仕事関係者など大勢の方をお呼びするお別れの会、偲ぶ会を開催したほうがよいケースがあります。
この記事では、家族のお別れの会を行うための準備・方法の解説をしています。

お別れの会の協力者・参列者を想定する

家族葬は家族・親族中心の会であることに対して、家族をおくる個人主催のお別れの会は、家族葬に参列できなかった、故人の友人・仕事関係者などが中心となる会になります。
故人に代わって、家族から感謝を伝えることがお別れの会の1つの目的になりますので、お声がけする人を洗い出していくところから準備を始めましょう。

キーパーソンと連絡を取り、参加人数を想定する

故人の人間関係を主催者であるご家族が全員を把握する必要はありません。
故人と関係が深そうな職場や団体の中で、特に繋がりの深そうな「キーパーソン」を4-5人洗い出すことから始めます。

<キーパーソンの例>
・会社の同期の方で、プライベートでも家族ぐるみで旅行などをした
・会社の元上司。新人時代より大変に面倒を見てくださった方。
・高校時代の部活の仲間で、毎年部活の仲間たちで年末に飲み会を行っていた。元部長。
・大学時代のゼミ仲間で、卒業後も定期的な飲み会を行っていた。
・登山仲間で晩年たくさんの山に一緒の登った方で、サークルの幹事

ご家族として、あらためて故人にはどんなコミュニティで人付き合いがあったのかなどが見えてきます。
そして、ここで上げたコミュニティを代表する方々にご連絡し、ご協力のお願いと、ご挨拶をしていくことで、コアメンバーになる面々と関係作りをおこなっておきます。

キーパーソンの方々にどのくらいお別れの会に参加する方がいそうなのかを聞き、だいたいの参加人数・お別れの会の規模を想定します。

家族主催のお別れの会は家族のみ、親族は参加しないことが一般的

故人のご家族が主催するお別れの会に家族・親族など身内は誰が参加するのが一般的かを解説します。

喪主(伴侶/両親):

原則参加します。親族代表として主催し、ご挨拶します。

子供:

参加が基本です。主催者の伴侶の方が高齢の場合などは、子供たちが分担として、サポートします。子供の年齢が若い場合も近い家族は参加します。

孫・兄弟・その他親戚:

お別れの会の場合は、故人の孫は参加しないことが一般的です。
お別れの会は、主催者が家族で、おもてなしの対象がご友人などの関係者となります。
親族の方々は家族葬、法事にてご挨拶すると分けて考えた方がスムーズです。
 
こうして家族サイドの人数をプラスして、参加人数を固めていきます。

お別れの会の適切な開催時期・時間について

開催日は四十九日前後が望ましい

故人の思い出をきちんと振りかえるために行うのがお別れの会ですので逝去されてから1か月後から49日前後に開催するのが望ましいと考えます。
2週間後に行うことなどもできなくはありませんが、あまり急いだ開催とすると、

・参加者のスケジュール調整も難しくなり、出席率も低くなりやすい
・スピーチの準備、メモリアルコーナーなどの準備も短いため慌ただしくなりやすい

などのデメリットがあります。
仏教では49日、神式では50日祭、キリスト教は30日の追悼ミサなどがあり、故人を逝去から一定期間慎ましく祈り、またそのタイミングで区切りとなるセレモニーを行い、再び家族が日常に戻っていくとしています。そうした様々な宗教でも節目と考えられているタイミングにお別れの会をおこない、家族が故人をしっかりと送りだすことができれば、家族にとっても価値のあるものになります。

家族主催のお別れの会は土日に開催、長期休暇中の開催は避ける

家族主催お別れの会は土日祝日に開催されるのが一般的です。
会社主催のお別れの会は勤務中の社員、またはビジネス上のお付き合いとしてお越しいただくので
平日の開催が多いですが、あくまでも家族主催のお別れの会はプライベートな友人関係をお招きする会ですので土日に開催することが多くなります。
ご案内する友人の皆様のプライベートの予定が入りやすい長期休暇(ゴールデンウィーク、お盆休み、年末年始)は欠席者もふえる可能性があるため避けるべきです。
また先述した特に参加していただきやすいキーパーソンの方のご予定も日程を決定する前に相談し
調整いただけるかの確認は必ずしましょう。
最終的にあとは家族の予定も調整して決定となります。

そのほか、選ぶ際には友引を気にされる方もいるので外してお考えになるのが無難です。
結婚式などで土日が難しい場合もありますが、仏滅の土日などは空いていることも多いため、お別れの会においては狙い目とも言えます。

集まりやすい午後の開催がおすすめ

友人や関係者を招待するお別れの会では大勢の方に懇談いただく会になることが多く、正餐形式(着席のフルコースでのお食事会)にする必要はありません。
ビュッフェはフィンガーフードなどのオードブル、デザートなどがメインとなります。
そのため昼食時間を終えたくらいの時間帯や、アフタヌーンの時間帯での開催とし、13時から15時または、14時から16時などに開催するのがお勧めです

お別れの会開催の適切な会場について

レストランかホテルの宴会場がおすすめ

個人のお別れの会は、形式重視の場所である必要はなく、明るい雰囲気で、気持ちの良くお別れの会を行える場所を選んで開催することをお勧めします。
ドレスコードなどもあまり気にすることもなく、カジュアルな雰囲気で開催されることも多いです。

貸し切り宴会ができるレストランかホテルの宴会場が主な候補となります。
花祭壇や各種展示物を置くためのスペースを確保できるだけの広さがある場所などが条件となります。

レストランのほうがリーズナブルなケースが多いですが、ホテルではクロークや待合室、駐車場などのサービス、設備があります。

思い出の場所、故人らしい場所でお別れの会を行う

故人らしい記憶に残るお別れの会になるように、お別れの会の場所選びについて、ホテルやレストラン以外にもこだわりの場所で開催するケースもあります。

□お別れの会では大きなスクリーンで映像上映したいものがある(自主制作映像など)
□友人などに音楽を生演奏をしてもらいたい。(ピアノが借りられる場所など)
□特別なもの、大きなものを展示したい、搬入したい(車/ヨット/特別な絵画など)
□故人にとっての思い出の場所、思い出の地のそばで開催したい(職場を臨める場所など)
□所属コミュニティの活動の場で開催したい(音楽・ダンスホール/稽古場/道場/練習場)

「ここでやれたら故人もきっと喜んでいるね」
「ここにいると、故人の姿が自然と思いだされるね」
「ここには故人との楽しい思い出が詰まっている」

故人らしい特別な場所で開催できると、その空間に祭壇に置くだけで自然と故人に出会えたような、特別な演出になります。

できるかどうかは、お別れの会の担当プロデューサーが調査して現地下見などを行い確認をとり判断をするので、興味があれば相談してみてください。

まとめ

家族のお別れの会を開催する際、目的は「葬儀や法事に参加しない故人の友人や仕事仲間にご挨拶と、偲ぶ場所と時間を提供する」ことになります。
そのために、
①キーパーソンと連絡をとり、故人の人間関係を把握し参加を呼び掛ける
②集まりやすい日程で開催をする
③おもてなしのしやすい会場を選ぶ。カジュアルな場所でもOK

これらを念頭にお別れの会の開催をイメージし、プロデュース会社に相談してみましょう。
エンディングマスターでは、多くのお別れの会をプロデュースしてきた実績から、最適な開催方法の提案を行いますので、気になる方はぜひお問合せください。



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