お別れの会に弔電を送る際に知っておきたいマナーと注意点

お別れの会に送る弔電について知る

年齢を重ねるにつれて親しくしていた人や仕事で関係のあった人などの訃報に接する機会はどうしても増えていきます。それとともに、お別れの会に呼ばれる回数も多くなっていくのですが、必ずしもそれらすべてに参加できるとは限りません。葬儀であれば、参列できなければ弔電を送るというやり方が一般的ですが、お別れの会になると弔電を送ってよいのか、よいとしてもどのような文面にすればよいのかなど、不明な点ばかりという方は少なくないのではないでしょうか。そもそも、弔電は突然の訃報に接した場合に何らかの事情で通夜や葬儀に出られない方が、取り急ぎ弔意を示すために送付するものであるため、なかにはお別れの会に弔電を送るのは不適切であると考えている人もいるかもしれません。というのも、通夜や葬儀と違ってお別れの会の場合には、前もって開催日時の連絡が来るのが通常であるため、弔電以外にも不参加である旨やお悔やみの気持ちを伝える手段が他にもたくさんあるからです。もっとも、お別れの会に弔電を送ってはならないという明確な決まりはありませんし、お別れの会もお通夜や葬儀と同じく亡くなった方を偲ぶ場であるという点は同じですので、結論を言うと弔電を送るのはまったくマナー違反ではないのです。

弔電の文章に関するマナー

もっとも、お別れの会に弔電を送ってよいからといっても、どのような内容でも許されるというわけではありません。特に、忌み言葉については、弔電に用いるのは不適切であると考えられていますので、マナーをわきまえていない人間だと思われないようにするためにも使用するのは避けた方がよいでしょう。例えば、「またまた」や「かさねがさね」、「たびたび」、「くれぐれも」といったような重ね言葉は、不幸が重なることを連想させるため使用すべきではありません。また、「再び」や「追って」、「引き続き」などといった言葉も不幸が続くことを想起させるので使わない方が賢明です。そのほかにも、「消える」や「迷う」といったような不吉な言葉や、「終わる」や「流れる」といった縁起が良くない言葉も忌み言葉とされているため、使わないようにしましょう。普段何気なく使っている言葉の中にも忌み言葉とみなされるものは意外に多くありますので、もし少しでも不安がある場合は弔電サービスの方で用意されている定型文を使うようにするというのも一案です。

具体的に弔電はどのような文章が適切か

具体的な弔電の送り方や注意点ですが、まず文面については、遺族に対するお悔やみの言葉やお別れの会に参加できなかったことについてのお詫びの気持ち、個人への思いや冥福を祈る文言などはできる限り盛り込むようにしましょう。ただし、手紙と違って弔電の場合には文字数に制限があるため、長々と自分の気持ちを吐露するのではなく、なるべく一文ごとに簡潔にまとめるようにしなければなりません。また、宛先については、案内状などで会の主催者が分かるのであればその人宛てに出せばよいのですが、誰に送ればよいかはっきりしない場合には、「~家ご遺族様」と記載して送れば問題ありません。手紙を書く時の感覚で冒頭に「拝啓」、末尾に「敬具」などといった言葉を使いたくなるかもしれませんが、前述の通り、弔電はなるべく簡潔にまとめるのがセオリーですので、そういった言葉は不要です。なお、近年では弔電用に様々なデザインの封筒や入れ物が用意されていますが、個人がよほど派手好きだったというような特殊なケースでない限りは、あまり派手なものは選ばない方がよいでしょう。お別れの会はあくまでも故人を偲ぶ場ですので、なるべくシンプルで落ち着いた色合いのものを選択したいところです。

弔電を送る際の注意点

最後に、お別れの会の中には必ずしも弔電を送ることが適切ではないものが存在するという点を頭に入れておく必要があります。というのも、多くの場合はお別れの会は亡くなった方を偲んだり、弔意を示すために行われるのですが、なかには遺された方の親睦を図るといったような目的のために開催されるケースがあり得るからです。そのような場合に、弔意を示す弔電を送ってしまうと場違いになってしまいますので、くれぐれもそうならないようにするために、会の位置づけがはっきりとしないのであれば、思い切って主催者に連絡して確認してみるというのも一案です。せっかく気持ちを込めて送った弔電が逆効果にならないようにするためにも、不明な点があればできる限り事前に確認しておくべきなのです。



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