【お別れの会の花祭壇】どんな花祭壇にすればよいか?花祭壇の種類に関する説明と規模や目的に合わせた適切な花祭壇の選び方などについての解説

お別れの会において、会の象徴をも言える花祭壇ですが、お別れの会に参列した経験があまりない方にとっては、どのようなものにすればよいのか、判断が難しいこともあるかと思います。この記事では、花祭壇の必要性・意義の説明から、お別れの会の種類別に適した花祭壇の選び方、会葬者にとってより印象的になる花祭壇を作るテクニックなどを実際の施行事例を活用しながら解説していきます。
目次
花祭壇の意義と必要性
なぜ花祭壇は必要か?花でなくては駄目なのか?
著名人のお別れの会などがニュースになると、まず最初に使われる写真は、花祭壇と遺影写真を思い浮かべる人が多いかと思います。
祭壇は、お別れの会の装飾では一番大きなものとなりますが、役割としては、参列者が献花をする際やスピーチ・追悼をする際に向き合う場所になるので、なくてはならないものとなります。
葬儀においては、祭壇はかつては花ではなく、白木の祭壇が主流だった時代もありますが、お別れの会においては、最初から祭壇=花祭壇といってもよいかと思います。
理由としては、お別れの会は無宗教でやるケースが多かったこと、ホテルで行われることが多かったによって、イメージ的に花祭壇が適していたのかと思います。
祭壇は花にしなくてはならない、という決まりはありませんが、馴染みがあり、違和感なく参列できるというメリットがあります。
どの程度の大きさの花祭壇が必要か?大きくなくてはいけないものなのか?
祭壇は参列者が故人を想い、お祈りを捧げることが目的であり、必ずしも大きさが必要というわけではありません。
しかし、多くの方がそれなりに大きな花祭壇を選ばれています。
会場を寂しい感じにしたくない、多くの参列者が来られるので、しっかりとおもてなしの心を伝えたい、というのが、共通した理由にはなりますが、会社のお別れの会担当者としては、次のポイントを抑えておくべきかと思います。
それは、法人にとってのお別れの会は、次世代も以前と変わらぬ力強さを持っている、と内外にアピールする場、ということです。
お別れの会は、故人を立派に葬送することによって次期後継者は先人を敬い、故人の事業を継承する意思と、自社の次代の躍進の意思を社内外に伝える機会です。
社内外で大きな影響力を持った方が亡くなれることは会社・団体において大きな損失のリスクがありますが、お別れの会を通じて関係を繋ぎとめるだけでなく、新しい関係が生まれることもあります。
重要な取引先が企業の力を直接体感する場所になるため、企業規模にあわせてできるだけしっかりとした花祭壇を用意しておくことが失敗のないお別れの会に繋がっていきます。
どんな花祭壇を選ぶべきか?
大きさに関しては、上記をふまえて、法人のお別れの会や著名人のお別れの会は、会社・団体の規模や、参列者人数に合わせた大きさの花祭壇を選んだほうがよいのですが、個人のお別れの会に関しては、特にそういった目的はありませんので、予算にあわせて主催者の希望に沿ったものを自由に選ぶのがよいかと思います。
ロゴやコーポレートカラーを使い会社のイメージに合わせた花祭壇を作る
花祭壇はプロデュース会社のサービスにもよりますが、原則、オーダーメイドでアレンジが可能です。
会社主催のお別れの会の場合は、自社のコーポレートカラーを取り入れる、また、企業のロゴや事業を象徴するシンボルを花祭壇に加えるなどで、企業の団結や事業を変わらず継承していく、というメッセージを伝えることができます。


故人の制作物や性格などを花祭壇デザインに反映させる
芸能人や作家、アーティストなど作品を遺された方はそれらを組み入れることで、より印象的な花祭壇を作ることができます。特に大勢のファンの参列がある場合は、故人自体のイメージや、故人の創作物などが花祭壇に反映されていることを期待されることを踏まえて、できるだけ故人らしい花祭壇を作っていくことが大切です。


花祭壇の費用について。どれくらいの予算が必要か?費用を抑えるためのコツは?
花祭壇はすべて生花でつくられており、安価なものではありません。
個人で小さく行うお別れの会から大型の社葬までお別れの会は幅広いため、一概には言えませんが、おおよその目安は以下の通りです。
お別れの会における花祭壇の相場
個人主催のお別れの会50人以下:10万円~
個人主催のお別れの会100名以上:30万円~
法人主催のお別れの会50名以上:50万円~
法人主催のお別れの会200名以上:150万円~
個人主催か法人主催かで金額が変わるのは、前述したように法人のお別れの会は事業の継承のPRという目的を持った公式なセレモニーであるということがあります。
また、個人主催の場合は、主催者が有志であり、かけられるお金が限られている、という理由もあります。法人であっても、例えば社内会議室を利用した内部関係者のみが参列する会などは、花祭壇は小さくなる傾向があります。
花祭壇の費用負担を抑える方法は?
いずれにしても、限られた予算内で行わなければならないことが多く、以下のような工夫をしています。
①供花を花祭壇に充当する
もっとも確実な負担の軽減方法は、お別れの会の案内とともに「供花」を募る方法です。一般的に供花は花祭壇の両脇に追加でアレンジメントを飾りますが、あらかじめ決められた花祭壇の金額から供花分を差し引くことで、頂いた供花代を負担の軽減に活用することができます。例えば30万円の花祭壇で、15,000円の供花の申し込みが20件あれば、30万円分の負担軽減となり、実質花祭壇のコストはゼロ円となります。
頂いた方の札は芳名板を用意し、式場に設置します。施主の負担が減るだけでなく、札が整理され読みやすくなるというメリットもあります。
②思い出の品や写真などを用意し祭壇に組み込む
個人のお別れの会などであまり大きさにこだわりがなくても、会場が広いとどうしても、小さい花祭壇は、寂しい印象はついてしまいます。
寂しくならないような工夫として、故人の写真や思い出の品を用意し飾ることで、会場全体をにぎやかにすることができます。
遺影写真だけでなく、特に笑顔の写真や、友人と映っている写真など、たくさんならべることでより明るいイメージとなります。
③会の目的に沿った式場選びをする
お別れの会の中で、もっとも費用がかかるのは、花祭壇ではなく、利用する会場の費用となります。
お別れの会の会場は、多くはホテルになりますが、ホテルのグレードが高かったり、広い会場を用意すると、それに合わせるような形で花祭壇の価格も上昇します。
そのなかで注目すべき点は、お別れの会の会場はホテルに限る必要はない、ということです。
近年では、お別れの会に利用できるイベント会場や、会議室なども都内を中心に増加しており、人数に合わせた部屋を用意でき、かつ高級なホテルと比較すると同じ大きさで値段は数倍低い場合もあります。
ホテルのグレードを重視しない方であれば、そういった安価な会場を選ぶことで、花祭壇だけでなく、お別れの会全体の費用を低減することが可能です。
まとめ
以上、花祭壇を選ぶうえで大切なポイントを紹介しました。
お別れの会は葬儀や結婚式と比べると、開催回数が限られていることもあり、決まったフォーマット、というものがあまりありません。
それだけに、お別れの会主催者が「どんな目的」で開催をし、参加者に何を伝え、感じてもらいたいのか、などをあらかじめ考えておくことが大切かと思います。
そういったイメージを持ったうえで、サポート役であるお別れの会プロデューサーと打ち合わせを行うと、具体的に形にしていくことが可能になり、よりよい花祭壇制作に繋げることができるかと思います。
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