お別れの会って何をするの?特徴やメリット・デメリットについて解説
目次
お別れの会は何のために行うのか?特徴と意義について考える

お別れの会は一般的には親族や特に親しかった友人などで葬儀・火葬を済ませた後に、対象となる参列者を増やして開催する故人を偲ぶ会を言います。お別れの会は芸能人など著名人が亡くなった際に開催されることが多いですが、社長など知り合いが多い人でも遺族が開催するケースがあります。また、会社にて社員が亡くなった際に、社員が家族葬を終えた後に会社が主催者となった社葬を開催し、それをお別れの会とすることもあります。ちなみにお別れの会は偲ぶ会という名称で開催されることもあります。これらの違いに関しては、家族で密葬を終えた後に開催するのがお別れの会、40日を過ぎた後に開催するのが偲ぶ会となりやすいです。
お別れの会の特徴には葬儀と比べてカジュアルな点が挙げられます。参列する際の服装に関しても葬儀は喪服が基本ですが、お別れの会の場合は平服が指定されていることが多いです。平服と言ってもシックなデザインが中心ですが、男性は黒や紺、グレー系のスーツ、女性はワンピースを着ている人が多い傾向にあります。また、会の内容についても葬儀は宗派が関係するので流れがかっちり決まっていることが多いです。それに対してお別れの会は故人の思い出に浸りながら故人を見送ることが目的の会。そのため、お別れの会では故人が好きだった音楽を流したり、好きだった食べ物を出したりします。内容も葬儀に近い内容にしたり、メリハリをつける目的で合間にお経を唱えてもらったりすることはありますが、基本的にホテルでの立食パーティーなどカジュアルな内容が多いです。
お別れの会をやるメリットは?
お別れの会を開催するメリットは、故人の思い出に浸りながら故人をゆっくり見送ることができる点です。故人が亡くなってから告別式〜火葬までの流れはとてもスピーディーで、とにかく式をトラブルなく終えることで手一杯でしょう。それに、葬儀場の利用者は多く、葬儀会社の都合で長く葬儀場を借りるのは難しいです。そのため、遺族で故人との思い出を語るなどする時間を確保できないでしょう。お別れの会に関しては、葬儀場を借りて行うこともありますが、一般的にはホテルのパーティー会場などを借りて行うことが多いです。そのため、好きな時間だけ会場を借りて、ゆっくり遺族や故人の友達などで故人との思い出に浸ることができるでしょう。
また、葬儀は故人本人もしくは家庭が所属する宗派に基づいて執り行われます。そして、幅広い年代・職種の人が葬儀に参加するでしょう。特に年齢が高い人は形式を重んじる場合が多く、故人との関係だけでなく故人の家族・関係者との関係性にも影響が出るので、葬儀は形式に基づいたかっちりとした流れで行われることが多いです。それに対して、お別れの会に関しての取り決めは基本的にありません。そのため、わざわざしんみり感を出す必要もなく、生前故人が好きだったロックやポップスなど明るい音楽を流したり、友達同士でふざけている写真を出したりすることもできます。より故人に寄り添ったお別れができるのもお別れの会のメリットでしょう。
お別れの会のデメリットや開催の注意点について
お別れの会のデメリットには、遺族と主催側で意見の対立が起こる可能性が挙げられます。特に若い人のお別れの会の場合、喪主が親でお別れの会の主催者が故人の学生時代の友人などになった場合、世代が違うことによって人が亡くなることに対する考え方も違うケースが多いです。それ故に、お別れの会も葬儀に近いしんみりとしたものにすべきという考えと、故人の好きなものに囲まれてみんなで楽しく見送りたいという考えが対立しやすい傾向にあります。したがって、お別れの会を開催するにあたっては対立が起こらないようによく話し合って執り行う必要があるでしょう。
また、参列者に対する金銭的な負担が増えてしまうのもお別れの会のデメリットです。葬儀を身内だけで済ませた場合は関係ありませんが、お別れの会も葬儀と同様に香典を持参するのが一般的。そのため、葬儀にもお別れの会にも参列していると、香典代が二倍になってしまいます。それ故にお別れの会を開催するにあたって香典を無しとするケースもありますが、香典が無いとお別れの会の運営費用は全額自己負担になってしまうので、それも大変です。したがって、お別れの会を開催するにあたっては身内でどれだけお金を出せるか、香典を受け取る場合はどれくらいになるかについても事前によく話し合ったうえで開催する必要があります。
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